独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月21日、Autodeskが提供するCAD(Computer Aided Design)用のソフトウェア「AutoCAD」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「AutoCAD 2013およびそれ以前」には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2014-0819)および、FASファイルを読み込む際の検索パスに問題があり、任意のVBScriptが実行されてしまう脆弱性(CVE-2014-0818)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、アプリケーションが持つ権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップグレードするよう呼びかけている。