日本マイクロソフト株式会社は2月12日、2014年2月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知から2件増えた7件となり、内訳は最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が3件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで31件(1件重複)。内容は以下の通り。「緊急」MS14-010:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2909921)要再起動MS14-011:VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2928390)再起動が必要な場合ありMS14-007:Direct2D の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2912390)再起動が必要な場合ありMS14-008:Microsoft Forefront Protection for Exchange の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2927022)再起動が必要な場合あり「重要」MS14-009:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(2916607)再起動が必要な場合ありMS14-005:Microsoft XML コア サービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる(2916036)再起動が必要な場合ありMS14-006:IPv6 の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2904659)要再起動このうち、MS14-005、MS14-005、MS14-009、MS14-010は脆弱性が一般に公開されており、MS14-009(CVE-2014-0295)およびMS14-005(CVE-2014-0266)は脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃が確認されている。また、企業ユーザに対しては、MS14-007(Direct2D)、MS14-010(Internet Explorer)およびMS14-011(VBScript)については至急適用を進めるよう呼びかけている。