独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月29日、Fail2banが提供する、ファイアウォールなどのログから攻撃を検知し、攻撃してきたIPアドレスに対してアクセスを禁止するサービス「Fail2ban」に、DoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Fail2ban 0.8.11 より前のバージョン」には、Postfix向けのフィルタおよびCyrus IMAP向けのフィルタ処理の問題が原因で、DoSの脆弱性(CVE-2013-7176、CVE-2013-7177)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に当該製品に任意のIPアドレスをブロックする設定を行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。