独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月14日、Network Time Protocol projectが提供する「NTPD」に実装されているサーバ管理用のmonlist機能に、DDoS攻撃の踏み台として使用される問題が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性を使用した攻撃が報告されている。「NTPD 4.2.7p26 より前のバージョン」のmonlist機能には、リクエストに対して非常に大きなレスポンスを返す可能性がある。この機能へのアクセスが適切に制限されていない場合、DDoS攻撃の踏み台として使用される可能性(CVE-2013-5211)がある。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に他のサイトに対するDDoS攻撃に使用される可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。