1.概要Node.js の HTTP パーサには、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。リモートの第三者に悪用されると、メモリや CPU の消費によるサービス運用妨害 (DoS) 状態を引き起こす可能性があります。使用している Node.jsをアップデートすることで対策できます。2.深刻度(CVSS)5.0http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?name=&vector=%28AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P%29&version=23.影響を受けるソフトウェア ※Node.js 0.10.21 未満Node.js 0.8.26 未満4.解説Node.js は、サーバサイドで動作する JavaScript の実行環境を提供するソフトウェアです。この Node.js の HTTP パーサに、サービス運用妨害 (DoS) 状態になる脆弱性が存在します。攻撃者が、レスポンスを読み込まずに大量のパイプライン化された HTTP リクエストを Nodo.js が設置されたサーバに送信することで、当該サーバ上でメモリや CPU を過度に消費される可能性があります。検証コードを実行すると、攻撃開始すぐに CPU 使用率が 90% 以上に上昇し、メモリ使用率が徐々に増加します。DoS 状態は細工したリクエストを処理している間のみです。細工したリクエストの送信を中断した後、しばらくするとサーバの負荷は攻撃前の状態に戻ります。そのため、この脆弱性を悪用する攻撃は、継続的にリクエストを送信しつづける必要があると考えられます。Node.js のアップデートがすぐにできない場合は、一定期間に一定数のリクエストがあった場合に、WAF (Web Application Firewall)などで当該リクエストを遮断することで、被害を軽減することが可能です。5.対策下記の Web サイトから最新版を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。node.jshttp://nodejs.org/6.ソースコード(Web非公開)(執筆:株式会社ラック サイバー救急センタ- 脅威分析グループ)※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。Scan Tech Reporthttp://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html