1.概要Squid には、Host ヘッダに不正なポート番号が指定された特定の HTTP リクエストを処理した場合に、サービス運用妨害 (DoS) が発生する脆弱性が存在します。悪意あるリモートの第三者に利用された場合、Squid を不正に停止される可能性があります。脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、対象のユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。2.深刻度(CVSS)5.0http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2013-4123&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AN/I%3AN/A%3AP%293.影響を受けるソフトウェア ※Squid 3.2.12 以前Squid 3.3.7 以前※ 影響を受けるバージョンの Squid が含まれる、Linux ディストリビューションにおいても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。4.解説Squid には、ClientRequestContext::hostHeaderVerify() 関数 (client_side_request.cc) において、Host ヘッダに指定されたポート番号の取り扱いに不備があります。このため、ポート番号に数値ではなく文字列や記号などを指定した不正な HTTP リクエストを処理した場合に、Squid が異常終了する脆弱性が存在します。この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、Squid をサービス不能状態にする可能性があります。なお、Squid 2.x/Squid 3.1.x バージョンは、この脆弱性の影響を受けないことが、squid-cache.org より報告されています。5.対策以下の Web サイトより、それぞれの Squid バージョンに応じた修正パッチを入手し適用することで、この脆弱性を解消することが可能です。Squid 3.2:http://www.squid-cache.org/Versions/v3/3.2/changesets/squid-3.2-11826.patchSquid 3.3:http://www.squid-cache.org/Versions/v3/3.3/changesets/squid-3.3-12591.patchあるいは、以下の Web サイトより、Squid 3.2.13/3.3.8 以降を入手しアップデートすることでも、この脆弱性を解消することが可能です。Squid 3.2.13:http://www.squid-cache.org/Versions/v3/3.2/Squid 3.3.8:http://www.squid-cache.org/Versions/v3/3.3/6.ソースコード(Web非公開)(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター)※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。Scan Tech Reporthttp://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
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