独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月5日、Tikiが提供するCMSである「Tiki Wiki CMS Groupware(Tiki)」にSQLインジェクションおよびクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Tiki 11.1 より前のバージョン」「Tiki 10.4 より前のバージョン」「Tiki 9.7LTS より前のバージョン」「Tiki 6.13LTS より前のバージョン」には、SQLインジェクションおよびXSSの脆弱性(CVE-2013-4715、CVE-2013-4714)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品が参照しているデータベース上で任意のSQLコマンドを実行されたり、当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。