株式会社NTTデータは9月30日、サーバルームの入退室管理等から、モバイルサービスを含むアプリケーションまでの総合的なセキュリティ管理を提供するトータルマネージドセキュリティサービス(TMSS)のさらなる強化を目的として、10月1日に「フォレンジック・ラボ」を設立した。フォレンジックに関する技術開発を行うとともに、マルウェア解析や将来のインシデント発生に備えたサイバー攻撃や内部不正の予兆検知等に関する技術開発を行う専門部隊としての役割を担う。そして、フォレンジック・ラボの活動成果を活用したフォレンジックサービスを順次展開することで、TMSSを強化していく。同社では当初の活動として、「証跡保全・収集・分析に係る手法、技術およびツール開発」「法的な証拠性の確保、証拠開示請求に係る調査研究」を中心に実施していく。今後、NTTデータグループでは、フォレンジックサービスを加えたTMSSの展開を進め、2016年にグローバル市場で100億円の売り上げを目指すとしている。