「許可されていないファイル共有ツール」を従業員の約3割が使用(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

「許可されていないファイル共有ツール」を従業員の約3割が使用(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「勤務先における業務ファイル共有実態調査」の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
トレンドマイクロ株式会社は9月17日、「勤務先における業務ファイル共有実態調査」の結果を発表した。これは2013年8月、社外との業務ファイル共有を行う一般従業員309名および情報管理者309名を対象に、Webアンケートにより実施されたもの。調査結果によると、勤務先から明確に許可されていない(禁止されている、規定があるかどうか分からない)ファイル共有ツールの使用について、従業員の3割以上(33.3%)が「社外との業務ファイル共有のために許可されていないツールを利用した経験がある」と回答した。

さらに、勤務先で許可されているツールについては、従来型のメール(Webメール以外のメール)については約8割が「使用可否に関する規定がある」と回答した一方で、オンラインストレージについては、半数以上が勤務先において「規定がない」もしくは「規定があるかどうか分からない」としており、業務ファイル共有に関するルールの整備が求められているとしている。

オンラインストレージの業務利用を禁止している企業、または一定の条件付きで許可している企業の情報管理者は、従業員の勝手なオンラインストレージの業務利用について、「多くの従業員が使っていると思う(10.1%)」または「一部の従業員は使っていると思う(54.5%)」と回答しており、従業員の利用が進んでいると認識している管理者は6割以上にのぼっている。また、業務ファイルを共有する際に利用するツールを指定している情報管理者のうち59.5%が、現状指定しているツールについて、「ファイル共有ツールとしては不十分」と認識しており、その主な理由に「ファイルが外部に漏えいするリスクがある(30.4%)」「従業員の業務効率を下げている(20.3%)」などを挙げた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×