独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月5日、Oracleが提供する包括的なグローバルビジネス・アプリケーション統合スイート「Oracle E-Business Suite」にパスワード漏えいの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。サポートされているバージョンのうち「Oracle E-Business Suite 11.5.10.2、12.0.6、12.1.3」には、標準のログイン画面を使用している場合に、パスワード漏えいの脆弱性(CVE-2013-3749)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のデータベースへのアクセス権限を持つユーザによって、他のユーザのパスワードを閲覧される可能性がある。JVNでは、「Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2013」によりアップデートするよう呼びかけている。