マカフィー株式会社は8月15日、これまでで最も複雑なモバイルマルウェアを確認したと同社ブログで発表している。同社が確認した「Android/Obad.A」は、Bluetoothを利用して他のAndroidデバイスに感染する、攻撃者からのコマンドを受け付けるという特徴のほか、デバイス管理リストに表示されないようにするという特徴を持つマルウェア。これは、標準的なデバイス管理リストに表示されないというAndroidの脆弱性を悪用している。ただし、セキュリティベンダによるアプリには隠しアプリを検出する機能を持つものもあるとしている。また、脆弱性を利用して隠れようとするマルウェアは短命であり、ソフトウェアの発行者がソフトウェアのバグを修正したり、マルウェア対策アプリが検出、駆除を追加したりすれば対応可能としている。