アダルト音声接続サービスによる不当請求詐欺アプリをGoogle Play上で発見(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

アダルト音声接続サービスによる不当請求詐欺アプリをGoogle Play上で発見(マカフィー)

マカフィーは、日本のGoogle Play上で増加しているAndroid向けアダルト系詐欺アプリについて、新たに報告している。

脆弱性と脅威 脅威動向
マカフィー株式会社は7月17日、日本のGoogle Play上で増加しているAndroid向けアダルト系詐欺アプリについて、新たに報告している。これまで、アダルト動画ワンクリック詐欺アプリや悪質出会い系サイト誘導アプリなどが確認されているが、今回、アダルト音声接続サービスを用いた不当請求詐欺を行うアプリをGoogle Play上で発見したという。これは、音声通話によりアダルトなストーリーを聴けるサービスにユーザを誘導し、発信が確認された時点で勝手にサービスに自動登録し、後日高額な使用料を請求するといった、既存のワンクリック詐欺アプリの亜種ともいえるアプリとなっている。

この新しい亜種は、ユーザにWebページ内のtel:// リンクをクリックさせ端末の標準電話アプリにて指定の電話番号に音声通話を発信させることを狙っており、音声通話発信を自動的に行うようなAndroidのAPIを使用しているわけではない。アプリ起動時に表示されるWebページには「今すぐ聴いてみる」ボタンが設置されており、これをクリックすると発信先電話番号が設定された状態で端末の電話アプリが立ち上がる。ここでは、使用料金等について何も記載されていない。Webページには「i」アイコンがあり、これが利用規約や問い合わせ先など掲載した情報ページとなっているが、音声発信前にユーザーがこの利用規約に気づかないように細工していることは明らかだ。利用規約には、ユーザからの通話発信が確認された時点で料金完全後払い・自動更新のサービスに自動登録され、一度でも使用すると年額73,000円を3日以内に支払う必要があることが記載されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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