株式会社シマンテックは7月3日、悪質なミスリーディングアプリがAmazon Androidアプリストアで公開されていたと同社ブログで発表した。これは、同社の自動システムによって検出されたもの。このアプリは「Password Wifi Hacker Plus」という名前で、付近のWi-Fiネットワークのパスワードをクラックできると謳っているが、実際にはそのように動作すると見せかけて、偽のダイアログボックスを表示するだけである。しかも、このアプリには6種類のネットワーク広告コンポーネントもバンドルされており、その一部はきわめて攻撃的なものとなっている。これらの広告コンポーネントは、ユーザの所在地などの情報を漏えいするほか、通知パネルに広告を表示し、ホーム画面にアイコンを作成する。また、ブックマークを追加して頻繁にポップアップ広告を表示する。なお、Amazonアプリストアにこのアプリが公開されていることは、すでに同社からAmazon社に対して通知済みだという。