40カ国の重要施設に侵入したサイバースパイ活動、22GB以上のデータを収集(カスペルスキー) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.08.23(水)

40カ国の重要施設に侵入したサイバースパイ活動、22GB以上のデータを収集(カスペルスキー)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は6月10日、ロシアKasperskyが6月4日に公開したリリースの抄訳として、マルウェア「NetTraveler」に関する調査レポートを発表した。NetTravelerは、APT攻撃に使用されるマルウェアファミリー。40カ国の重要施設に侵入し、350件の被害をもたらしている。また、公的・民間施設に侵入し、被害対象は政府機関、大使館、石油ガス産業、研究施設、軍事関連企業、活動家などに及んでいる。

Kaspersky Labの調査によると、この脅威は2004年にはすでに活動を開始しており、2010年から2013年にかけて最も活発になっているということが分かった。最近のNetTravelerグループのサイバースパイ活動は、宇宙探査、ナノテクノロジー、エネルギー生産、原子力、レーザー、医薬、通信といった分野を主な対象としている。攻撃はスピアフィッシングメールによって行われ、Microsoft Officeの脆弱性(CVE-2012-0158およびCVE-2010-3333)を悪用する添付ファイルにより感染される。

感染したPCからC&Cサーバに送られたデータには、システムリスト、キー操作ログ、および各種 PDF/Excel/Word ファイルが含まれていた。また、バックドアとして別の情報詐取用マルウェアをインストールする機能も搭載している。Kaspersky Labのエキスパートチームによると、NetTravelerのC&Cサーバに格納されたデータ量は22ギガバイト以上になると見積もられている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 日本の従業員がサイバー攻撃を受けた経験は世界平均の約半分、意識の甘さも(A10)

    日本の従業員がサイバー攻撃を受けた経験は世界平均の約半分、意識の甘さも(A10)

  2. Black Hat参加者が感じる自組織の課題は「OSのパッチとアップデート」(Cylance)

    Black Hat参加者が感じる自組織の課題は「OSのパッチとアップデート」(Cylance)

  3. サイバー犯罪者に人気の電子カルテ、しかし10万台の医療機器がネットに露出(トレンドマイクロ)

    サイバー犯罪者に人気の電子カルテ、しかし10万台の医療機器がネットに露出(トレンドマイクロ)

  4. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  5. 「顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー)

  6. 最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

  7. 休暇中もデバイスをオフラインにしない日本人、公共Wi-Fi利用のリスクを指摘(マカフィー)

  8. ランサムウェアの被害件数は前年から約3.5倍、検出台数は約9.8倍に(トレンドマイクロ)

  9. IoT機器の遠隔操作を狙う通信が1年で6.4倍に増加--年次レポート(NRIセキュア)

  10. 2016年の個人情報漏えい、「紛失・置き忘れ」原因が大きく後退(JNSA)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×