独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月20日、Linux カーネルに権限昇格の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。対象となる製品は複数存在する。また、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されている。Linux カーネルには、perf_swevent_init 関数の処理に問題があり、権限昇格の脆弱性(CVE-2013-2094)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ログイン可能なユーザによってroot権限が取得される可能性がある。JVNでは、各Linuxディストリビューションが提供する情報をもとに、パッチを適用するよう呼びかけている。