独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、SoftBankが提供する「Wi-Fiスポット設定用ソフトウェア」にWi-Fiアクセスポイントへの接続処理に起因する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。SoftBank、ウィルコム、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクが提供するWi-Fiを使用可能な一部の端末が影響を受ける。「Wi-Fiスポット設定用ソフトウェア」には、Wi-Fiアクセスポイントへの接続処理を行った際、ユーザの情報を意図せず送信する脆弱性(CVE-2013-2310)が存在する。この脆弱性により、Wi-Fiアクセスポイントへの接続処理の際、不正な行為を行う第三者によってユーザの情報が取得される可能性がある。JVNでは、修正済みのバージョンがSoftBankから提供されているため、各開発者や販売元が提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。