マカフィー株式会社は5月10日、モバイルデバイスの保護に関するグローバル調査の結果を発表した。本調査は、McAfeeと市場調査会社であるOne Pollが3,000名の一般ユーザを対象に実施したもの。調査結果によると、対象者のおよそ3分の1は暗証番号やパスワードによる携帯電話やタブレットの保護を実施していないことが明らかになった。暗証番号の選択では、イギリスおよびドイツの消費者の大多数は、最初に提供された暗証番号をそのまま使い続けている。一方、フランスおよびアメリカの回答者は、縁起のいい数字を選択する傾向があった。しかし、10人に1人以上が複数のデバイスやアカウント間で同じ暗証番号を使用していることも明らかになっている。また、全回答者の55%が「パスワードや暗証番号情報を他人と共有した経験がある」と回答した。この割合は、モバイルの49%に対しタブレットが61%と高く、一般ユーザはタブレット内のデータよりも携帯電話のデータが重要であると捉えていると推測している。さらに、盗難に備えて携帯電話やタブレットのデータをバックアップしているとした回答者はわずか5人に1人。15%は携帯電話にパスワード情報を保存しており、その保存先として最も多かったのは「メモ」機能であった。これは、悪意を持った人物の手に携帯電話が渡った場合に非常に危険であるとしている。