独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月1日、IBMが提供するコラボレーションやナレッジマネージメントの促進ツール「IBM Notes」にJavaおよびJavascriptが実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「IBM Notes 8.0.x」「IBM Notes 8.5.x」「IBM Notes 9.0」のメールクライアントには、デフォルト設定でHTMLメールに記載されたJavaおよびJavascriptが実行される脆弱性(CVE-2013-0127、CVE-2013-0538)が存在する。この問題が悪用されると、細工されたHTMLメールをIBM Notes上で閲覧することで、任意のコードが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するよう呼びかけている。