3.影響を受けるソフトウェア ※ Java SE (JDK and JRE) 7 Update 17 以前
※1 OpenJDK 7 も、この脆弱性の影響を受けることが報告されています。 また、影響を受けるバージョンの Java SE パッケージが含まれる Linux や UNIX においても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。
4.解説 Oracle Java SE 7 には、java.lang.invoke.MethodHandles クラスにおいて、静的クラスの final フィールドを変更する際のアクセス制限の実装に不備があります。 このため、リフレクション機能を利用してフィールドデータを不正に操作することで、double 型のデータと int 型のデータを適切に区別せず誤って処理(Type Confusion) してしまう脆弱性が存在します。
この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は SecurityManager を無効にし、Java SE を実行するユーザの権限で任意のコード実行が可能となります。