職場での私用スマートフォンの利用実態調査の結果を発表、利用アプリ・サービスは「Gmail」「Facebook」「LINE」がトップ3に(MMD研究所) | ScanNetSecurity
2024.03.30(土)

職場での私用スマートフォンの利用実態調査の結果を発表、利用アプリ・サービスは「Gmail」「Facebook」「LINE」がトップ3に(MMD研究所)

 MMD研究所は13日、「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を発表した。調査期間は2月22日~2月26日で、私用スマートフォン業務利用者446人、スマートフォン業務未利用者112人からそれぞれ回答を得た。

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 MMD研究所は13日、「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を発表した。調査期間は2月22日~2月26日で、私用スマートフォン業務利用者446人、スマートフォン業務未利用者112人からそれぞれ回答を得た。

 まず、私用スマートフォンを業務利用している人(N=446)を対象に、「業務にスマートフォンを利用することで、何か効果があったか」と質問したところ、73.5%の人が「何らかの効果があった」と回答した。具体的には、「仕事の効率、スピードが上がった」43.0%、「社内のコミュニケーションがとりやすくなった」33.4%、「情報収集力があがった」27.6%などとなっている。なお業務利用しているアプリ・サービスは「Gmail」「Facebook」「LINE」がトップ3となった。

 そこで、業務利用しているシーンを「メール編」「コミュニケーション編」「資料編」「その他」の4つの項目について質問。メールの利用シーンについては「会社のサーバに接続しメールを使用」が37.4%でトップ。そのほかは「会社メールを個人メール等に転送し、メールを利用」30.0%、「会社のPCにリモート接続し、メールを利用」15.5%などとなっている。「会社のメールは、私用スマホでは見ていない」とした人は41.0%だったため、59.0%の人は、何らかの形で会社のメールを受信していることとなる。

 コミュニケーションの利用シーンについては「社員同士の電話連絡、電話会議に利用」58.3%、「顧客との電話連絡、電話会議に利用」47.1%、「社内の連絡先をアドレス帳に登録」43.7%などが上位だった。

 資料の利用シーンについては、「ホワイトボードや紙の資料を撮影し、閲覧に利用」31.4%、「資料を個人メールに送信し、閲覧や修正に利用」29.4%、「資料をDropboxやEvernote、iCloud等に保存し、閲覧や修正に利用」24.4%などが上位。56.1%の人が、何らかの形で会社の資料を私用スマートフォンに入れていた。

 その他の利用シーンについては、「仕事のスケジュール管理」44.8%、「社内の無線LANに接続して、社内のシステムの利用」21.5%、「会社のシステムにリモートアクセスして、会社システムの利用」19.5%があがった。

 業務利用している私用スマートフォンに入っている業務に関連する情報を聞いたところ、「社内の連絡先」40.8%、「お客様や取引先の連絡先」36.8%、「会社のメール情報」33.6%が上位となった。下位ではあるが、「会議や打ち合わせ資料」17.3%、「お客様や取引先との取引情報」9.4%といった情報も私用スマートフォンに入っているケースが存在した。

 私物スマホの利用(BYOD)は便利な反面、盗難・紛失・情報漏えいなどでの危険が高い。高い利便性をユーザーである社員が実感している以上、今後も利用シーンは増えると考えられるため、各企業は、より一層の対策が必要となる現状が浮き彫りとなったといえる。

私物スマホに「社内の連絡先」「取引先の連絡先」「メール」……BYODに関する調査

《冨岡晶@RBB TODAY》

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