Oracle Java SE の java.lang.invoke.MethodHandle クラスの実装に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.20(水)

Oracle Java SE の java.lang.invoke.MethodHandle クラスの実装に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Oracle Java SE 7 の MethodHandle クラスにサンドボックスによるセキュリティ制限を回避して、任意のコードが実行可能な脆弱性が報告されました。
ユーザが悪質な Java アプレットを使用する Web ページを閲覧した場合、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
この脆弱性は、Scan Tech Report Vol.505 で紹介した Java SE の JAX-WS に起因して任意のコードが実行可能な脆弱性と同様の 2012/10 に修正された少し古い問題となりますが、2013/1 に Metasploit が脆弱性を悪用する攻撃ツールを公開しています。
脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、影響を受けるバージョンの Java SE 7 を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
10.0
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-5088&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア ※
Java SE (JDK and JRE) 7 Update 7 以前

※ 影響を受けるバージョンの Java SE 7 パッケージが含まれる Linux や UNIX においても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。


4.解説
Oracle Java SE 7 には、java.lang.invoke.MethodHandle クラスの invokeWithArguments メソッドにおけるセキュリティ制限の実装に不備があります。
このため、Null クラスローダを介して任意のメソッドを System クラスのメソッドとして呼び出し、不正な Java アプリケーションをサンドボックスによるセキュリティ制限を適用することなく実行可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は SecurityManager を無効にし、Java SE を実行するユーザの権限で任意のコード実行が可能となります。

なお、この脆弱性は、Java ベースのクライアントアプリケーションのみが影響を受け、信頼できない Java アプリケーションを介してのみ悪用される可能性があると、Oracle が報告しています。


5.対策
以下の Web サイトより、Java SE (JDK and JRE) 7 Update 9 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Java のダウンロード
http://java.com/ja/download/

あるいは、以下の Web サイトを参考に、システムで利用する各ブラウザの Java プラグインを無効にすることで、この脆弱性を回避することが可能です。

* Google Chrome
https://support.google.com/chrome/bin/answer.py?hl=ja&answer=142064
* Microsoft Internet Explorer
http://support.microsoft.com/kb/2751647/ja
* Mozilla Firefox
http://support.mozilla.org/ja/kb/How%20to%20turn%20off%20Java%20applets


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。

Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史》

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