Nagios の history.cgi に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.06.20(水)

Nagios の history.cgi に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Nagios に同梱される history.cgi にバッファオーバーフローを引き起こしてしまう脆弱性が報告されました。
Nagios にアクセス可能な悪意あるユーザに利用された場合、システム上で不正な操作が実行される可能性があります。
脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、影響を受けるバージョンの Nagios を利用するユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
7.5
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-6096&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AP/I%3AP/A%3AP%29


3.影響を受けるソフトウェア ※
Nagios 3.4.3 以前

※ Icinga も、この脆弱性の影響を受けることが報告されています。また、影響を受けるバージョンの Nagios パッケージが含まれる、Linux ディストリビューションにおいても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります


4.解説
Nagios は、ホストやそのホストで動作するサービスの稼働状態を各種プラグインによって監視するオープンソースのソフトウェアです。
プラグインの 1 つである history.cgi は、監視対象ホストの障害の履歴情報を提供します。

この Nagios の history.cgi には、get_history() 関数 (history.c) における host_name 変数 (host パラメータ) および svc_description 変数 (service パラメータ) の取り扱いに不備があります。
このため、当該パラメータに大量の文字列が指定された不正な HTTP リクエストを処理した場合に、スタックオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで Nagios にアクセス可能な攻撃者は、Nagios を実行するユーザの権限で任意のコマンド実行が可能となります。


5.対策
以下の Web サイトより Nagios 3.4.4 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Nagios 3.4.4:
http://www.nagios.org/download/core/thanks?t=1358749034


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史》

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