独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月21日、NHN Japan株式会社が提供するスマートフォン向けの位置情報を記録するアプリケーションである「Android版ロケタッチ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「「Android版ロケタッチ 3.4.6 およびそれ以前」には、情報管理不備の脆弱性(CVE-2012-5183)および暗黙的Intentの扱いに関する脆弱性(CVE-2012-5182)が存在する。この脆弱性が悪用されると、Android端末のログ情報を閲覧する権限のあるアプリケーションによって、当該製品が記録している非公開タッチ(居場所登録)の情報を取得されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。