「マルチロッカー」が大規模な拡散--ウイルス脅威レポート(Dr.WEB) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.11(月)

「マルチロッカー」が大規模な拡散--ウイルス脅威レポート(Dr.WEB)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は12月13日、「2012年11月のウイルス脅威」をまとめ発表した。11月は、ウイルスでは数カ月前まで多数検出されていた、感染したコンピューター上のインターネットアクセスをブロックする悪意のあるプログラム「Trojan.Mayachok.1」が12位に転落した。1位となったのは、その亜種である「Trojan.Mayachok.17994」であった。検出された感染数におけるランキングの上位には「BackDoor.IRC.NgrBot.42」が含まれている。このトロイの木馬ファミリーはIRCプロトコル経由でリモートサーバとのやり取りを行い、犯罪者からの多岐にわたるコマンドを実行することができる。マルウェアの整合性が失われた際にブートレコードを破壊することができ、アンチウイルス会社のwebサイトへのアクセスをブロックし、またさまざまなオンラインリソースにログインするためのログインおよびパスワードを傍受する。

ボットネットでは、「Win32.Rmnet.12」に感染したPCで構成されるボットネットが拡大を続け、11月にはさらに545,000台の増加が見られ、合計600万台を超えた。11月の最も目立った傾向のひとつに、マルチロッカーと呼ばれるトロイの木馬ブロッカーの大規模な拡散がある。従来のランサムウェアに加え、11月には、悪意のあるダウンローダーからなるボットネットによって拡散されるこの種類の脅威への移行が見られた。感染したシステムへのマルチロッカーのダウンロードには「BackDoor.Andromeda」プログラムが広く使用されていた。Androidに対する脅威では、新たな商用スパイウェアに関する脅威が確認された。この脅威には「Program.Jianspy.1.origin」や「Program.Spyera.1.origin」などが含まれる。これらの脅威はこの種のプログラムに典型的なタスク、つまりSMS送受信および通話に関する情報の収集、デバイスのロケーションの特定を実行する。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 「情報漏えいを起こした企業とは取引しない」反面、自身の意識は低い(ジェムアルト)

    「情報漏えいを起こした企業とは取引しない」反面、自身の意識は低い(ジェムアルト)

  2. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

    2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  3. 最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

    最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

  4. ネットワークセキュリティ市場は堅調に拡大、不正アクセス監視やSSOに注目(富士キメラ総研)

  5. 2016年の個人情報漏えい、「紛失・置き忘れ」原因が大きく後退(JNSA)

  6. サプライチェーン攻撃、ハイエンドモバイルマルウェア、破壊型攻撃--2018年予測(カスペルスキー)

  7. 公共の場所の監視カメラ調達などに活用、ネットワークカメラのセキュリティ対策基準公開(IPA)

  8. 総務省自治体強靱化でインターネット分離市場大幅増、2020年にはさらに倍増予測(ITR)

  9. ランサムウェアの被害件数は前年から約3.5倍、検出台数は約9.8倍に(トレンドマイクロ)

  10. IoT機器まで対象を拡大するマイニングツール--四半期レポート(トレンドマイクロ)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×