マカフィー株式会社は11月22日、「Windows 8を安全に利用するために知っておくべき8つの事実」をブログで公開した。これは、Windows 8はWindows 7に比べて改善されているとはいえ、やはり脆弱性を抱えていることから、一般ユーザがセキュリティを確保し、安心してPCを利用できることを目的としたもの。「8つの事実」は以下の通り。1:詐欺師はWindows 8のお祭りムードに乗じようとしている「Windows 8無償版提供!」などと謳ったリンク先には、マルウェアを仕込まれたり個人情報を盗み出そうとするサイトである可能性がある。2:セキュアブートの限界起動時に、事前に承認されたアプリケーションだけを読み込むセキュアブート機能。しかし、承認されたアプリケーションに脆弱性がないとは言い切れない。3:マイクロソフトが承認していないアプリケーションの実行は危険最近のハッカーは、Adobe Acrobat ReaderやJavaなど、複数のデバイスで動くアプリケーションをターゲットにすることが通例になっている。4:危険なダウンロードの警告は、必ずしも十分な対策にならないスマートスキャンは、Windows 8で動くすべてのブラウザで使用でき、インターネットからのダウンロードファイルを自動的にチェックして、既知の悪意あるファイルやプログラムではないかどうか判断する。しかし、Facebookなどのソーシャルネットワークに仕掛けられる独自のフィッシング詐欺はカバーされていない。5:ピクチャーパスワードは楽しいけれど、それって安全なの?ピクチャーパスワードは安全にログインするための新しいセキュリティオプションだが、操作を肩越しに見られればログインされてしまう。6:Windowsアプリストアのセキュリティ審査ハッカーたちは、マイクロソフトが設けているWindowsアプリストア上の基準を理解しており、近いうちに、悪意あるコードやその他の方法を使用して規制をかいくぐり、危険なアプリを使用して詐欺行為を行うようになる可能性がある。7:Internet Explorer 10のセキュリティInternet Explorer 10は、マイクロソフト史上最も安全なブラウザ。しかしマイクロソフトのセキュリティ機能は他社のブラウザについては一切関知しない。また、常に脆弱性やパッチの必要に迫られる。8:マルウェア作成者のターゲット Windows 8マイクロソフトのOSは世界で最も広範囲に使用されているため、依然としてほかのどの企業よりもマルウェア作成者のターゲットとなっている。