独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月21日、Autonomy Corp.が提供するファイルデコードライブラリであり、多数のアプリケーションで使用されている「Autonomy Keyview IDOL」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Autonomy Keyview IDOL ライブラリ 10.16 より前のバージョン」には、メモリ破壊や任意のコード実行など複数の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、アプリケーションにより影響は異なるが、細工されたファイルを開くことでDoS攻撃を受けたり、アプリケーションの権限で任意のコードを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、各製品開発者もしくは販売元の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。