日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は11月12日、JRE/JDKの脆弱性を悪用するドライブ・バイ・ダウンロード攻撃を実際に行っているサイトの存在をTokyo SOCにおいて確認したと発表した。この脆弱性は、2012年10月に脆弱性情報(Oracle Java SE Critical Patch Update Advisory - October 2012)が公開されたもの。確認の結果、攻撃が有効であり、実際にアクセスすることでランサムウェアに感染するリスクがある。現在のところTokyo SOCでは、国内組織をターゲットにしたこの脆弱性を悪用する攻撃は確認していない。しかし、実際の攻撃がすでに行われていることから、今後インターネット全体に攻撃が広がることが予想されるため、注意が必要としている。攻撃のターゲットとなる脆弱性は「JRE/JDK 7 update 7および、それ以前のバージョン」「JDK/JRE 6 Update 35 およびそれ以前のバージョン」であり、最新バージョンのJRE/JDKでは攻撃の影響を受けることはない。