複数のDKIM実装環境にテストモード指定が仕様に反する問題(JVN) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

複数のDKIM実装環境にテストモード指定が仕様に反する問題(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、複数の「DKIM」実装において、テストモードが指定されているメッセージの扱いが仕様に反している例が報告されたと「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月25日、複数の「DomainKeys Identified Mail(DKIM)」実装において、テストモードが指定されているメッセージの扱いが仕様に反している例が報告されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

DKIM仕様では、DKIMヘッダフィールドでテストモードの指定を行うことができる。しかし、複数のDKIM実装においてテストモードが指定されているメッセージの扱いが仕様に反している例が報告されている。また、実運用環境において1024ビット未満のRSA鍵でDKIM署名を行っている例も報告されている。この問題により、テストモードが指定されているDKIM署名メールが、通常のDKIM署名メールと同様に扱われる可能性がある。JVNでは、DKIMのテストモードを使用できないように設定すること、DKIM署名を行う際は1024ビット以上のRSA鍵を使用することを呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×