インシデント報告数は「Webサイト改ざん」が急増--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

インシデント報告数は「Webサイト改ざん」が急増--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、2012年7月1日から9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月10日、2012年7月1日から9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシデント報告件数は5,430件(前四半期は4,072件)、各報告に含まれるインシデント件数は5,266件(前四半期は3,832件)と増加傾向が続いている。サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は1,123件と、前四半期の756件から75%増加した。

インシデントの内訳は「スキャン」が3,391件で全体の64.4%を占め、「Webサイト改ざん(796件)」「フィッシングサイト(273件)」「マルウェアサイト(202件)」と続いた。Webサイト改ざんのインシデント件数は、前四半期の139件から大幅に増加した。活動概要では、「いわゆる攻撃の特異日前後に発生するサイバー攻撃への対応」「増加するAndroid関連の脆弱性情報の報告と製品開発者による積極的な対応等」「制御システム・セキュリティ対応に向け体制整備から業務拡充へ」をトピックに挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×