独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月27日、トレンドマイクロ株式会社が提供する、同社ウイルス対策製品をひとつの拠点から集中管理できるソフトウェア製品「Trend Micro Control Manager」にSQLインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Trend Micro Control Manager 5.5.0.1823(日本語版)より前のバージョン」「Trend Micro Control Manager 5.5.0.1823(英語版)より前のバージョン」「Trend Micro Control Manager 6.0.0.1449(英語版)より前のバージョン」には、アドホッククエリのモジュールの問題が原因でSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2012-2998)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品が使用しているデータベース上で任意のSQLコマンドが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するパッチを適用するよう呼びかけている。