警察庁は8月23日、2012年7月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、7月の振り込め詐欺の認知件数は535件で、このうち498件が既遂、被害総額(既遂のみ)は13億9,078万円、検挙件数は127件、検挙人員は66名と、前月とほぼ同水準となった。オレオレ詐欺では、認知件数が321件、このうち292件が既遂、被害総額は9億8,433万円、検挙件数は87件、検挙人員は55名と、こちらもほぼ同水準となっている。架空請求詐欺の認知件数は74件で、このうち67件が既遂、被害総額は2億2,187万円、検挙件数は11件、検挙人員は10名と、被害総額が増加した。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が27件で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が46件で被害総額1億236万円、還付金等詐欺が94件で被害総額8,223万円などとなっている。