Microsoft Internet Explorer の mshtml.dll に起因する解放済みメモリ使用の脆弱性(Scan Tech Report)
Microsoft Internet Explorer (IE) に解放済みメモリを使用してしてしまう脆弱性が報告されました。
脆弱性と脅威
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1.概要 Microsoft Internet Explorer (IE) に解放済みメモリを使用してしてしまう脆弱性が報告されました。 ユーザが悪質な Web ページを閲覧した場合に、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。 この脆弱性は、先日 (2012/6/13) Microsoft より提供された月例パッチ (MS12-037) で解消した問題の内の 1 つになります。 既にこの脆弱性を悪用する攻撃が確認されており、攻撃を受ける可能性が高いことが考えられるため、IE 8 を利用するユーザは速やかに以下に記載する対策を実施することを推奨します。
なお、Server Core インストールを実施した Windows Server 2008/2008 R2 は、IE がインストールされないためこの脆弱性の影響を受けないことが、Microsoft より報告されています。また、Windows Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2 上の IE においては、既定で、セキュリティ強化の構成と呼ばれる制限モードで実行されるため、脆弱性の影響は緩和されるとも報告されています。
5.対策 以下の Web サイトを参考に、それぞれの Windows OS の IE 8 に対応するパッチ (MS12-037) を入手し適用することで、この脆弱性を解消することが可能です。 あるいは、インターネットおよびローカルイントラネットゾーンにおける ActiveX コントロールまたはアクティブスクリプトの実行を変更する等の回避策を実施することで、この脆弱性よる影響を緩和することが可能です。