独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月12日、BMC Softwareが提供するパスワード、アイデンティティ管理ソリューション「BMC Identity Management Suite」のWebインタフェースにクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「BMC Identity Management Suite」のWebインタフェースには、CSRFの脆弱性(CVE-2012-2959)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザが当該製品にログインした状態で悪意あるページを読み込んだ場合に、パスワードを変更される可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではログイン中は信用できないリンクをクリックしないことで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。