株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月22日、インターネットの基盤技術に関する最新の技術動向や、セキュリティ情報を紹介する技術レポート「Internet Infrastructure Review(IIR)」のVol.15を発行した。IIRは、インターネットが抱える技術的課題についての認識を、関連する多くの機関やユーザと共有することで、インターネットが安全な社会基盤として発展する一助となることを目指し、2008年10月より季刊で年4回発行している技術レポート。今号では、法改正によりフィッシングサイトの開設やフィッシングメールの送信が違法になったことや、迷惑メールの割合が2年ぶりに増加し、送信元としてフィリピンが大幅に増加していることをトピックとして取り上げている。「DNS Changer」事件の経緯や感染への注意喚起、対策の報告なども行っている。また、ビッグデータ時代の課題や、6月に開催される「World IPv6 Launch」についても解説している。