独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、KENT-WEBが提供するショッピングサイト構築システム「KENT-WEB製 WEB MART」に複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「WEB MART Ver.1.7 およびそれ以前」には、Cookie情報をWebページに出力する際の処理の問題(CVE-2012-1246)やInternet ExplorerのCSS expression機能を使用した(CVE-2012-1247)複数のXSS脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。