株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月23日、Macボットネット「BackDoor.Flashback.39」の監視による統計を発表した。「BackDoor.Flashback.39に感染したMacの台数は減少している」という最近のレポートとは異なる結果となった。依然として、81万7,879台のボットがBackDoor.Flashback.39ボットネットに接続され、平均55万台の感染したコンピュータがコントロールサーバと24時間やり取りを行っているという。4月3日から4月19日までのBackDoor.Flashback.39ボットネットを構成するボット数の推移によると、4月16日には71万7,004のユニークなIPアドレスおよび59万5,816のMac UUIDがBackDoor.Flashback.39ボットネットに登録され、4月17日にはユニークなIPアドレスが71万4,483、Mac UUIDが58万2,405となっている。同時に、未だBackDoor.Flashback.39ネットワークに登録されていなかった感染したコンピュータが、日々ボットネットに加えられている。最近のレポートとの差異は、ボットがスタンバイモードになったことでコマンドセンターとの通信が行われなくなったためとしており、依然として注意すべき状況であるとしている。