世界で十数万台が感染しているという「DNS Changer」に注意喚起を発表(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

世界で十数万台が感染しているという「DNS Changer」に注意喚起を発表(カスペルスキー)

カスペルスキーは、DNS設定を書き換えるウイルス「DNS Changer」について注意喚起を発表した。DNS Changerは、世界中で数十万台の感染PCが動いているといわれ、現在も感染が拡大している。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社カスペルスキーは4月4日、DNS設定を書き換えるコンピュータウイルス「DNS Changer」について注意喚起を発表した。DNS Changer(TDSS)は、世界中で数十万台の感染PCが動いているといわれ、現在も感染が拡大している。本ウイルスに感染すると、DNSの問い合わせ先が不正に構築されたDNSのサーバに変更されてしまう。これにより、正規のサイトへ接続をしようとしてもまったく異なるサーバに誘導されてしまう。

現在はこの不正なDNSサービスは米国の連邦捜査局(FBI)により取り除かれ、代わりに正常に動くDNSサーバが設置されているため、大きな混乱は発生していない。しかし、このDNSサーバは7月以降もサービスを提供するとは言い切れないという。カスペルスキーでは、本ウイルスの感染を発見・駆除をするツールを開発し、無償で提供している。7月以降も正しくネットワークを活用できるよう、すべてのPCユーザにDNS Changerの感染確認を行うよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×