株式会社ベクターは3月23日、同社サーバへの不正アクセスによって個人情報の危険が発生したと発表した。これは3月21日2時30分頃、同社の一部サーバに異常が発生し、同社システム担当者が対応したところ3月19日20時55分頃から3月21日0時01分頃までにかけて、4回の不正アクセスと思われる痕跡があることを発見し、直ちに調査を開始したというもの。調査の結果、上記4回のアクセスの間に同社の顧客情報を保持するサーバに対しても不正アクセスしたと思われる痕跡があり、個人情報が外部へ流出した可能性があることが判明した。不正アクセスされた個人情報を保持するサーバには当時、2008年2月以降に同社でソフトウェアを購入したユーザおよびPC向けオンラインゲームで課金サービスを利用したユーザの個人情報が最大で261,161件蓄積されており、その一部にはクレジットカードの情報も含まれていた。最悪の場合、この全情報が流出した可能性があるという。