独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月24日、PNG Development Groupが提供するPNG形式の画像を処理するライブラリ「libpng」に、整数オーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「libpng-1.5.8 およびそれ以前、1.4.8 およびそれ以前、1.2.46 およびそれ以前、1.0.56 およびそれ以前」には、png_decompress_chunk() の処理に問題があり、整数オーバーフロー脆弱性(CVE-2011-3026)が存在する。この問題が悪用されると、細工されたPNGファイルを開くことによりプログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。