Google、IEでもプライバシー設定を回避し情報収集 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.05.23(水)

Google、IEでもプライバシー設定を回避し情報収集

国際 海外情報

 米マイクロソフトは21日(現地時間)、Googleがインターネットエクスプローラ(IE)のプライバシー設定を回避してウェブ閲覧履歴などを収集していると発表した。

 Googleは去る17日に、アップルのブラウザであるSafariのプライバシー設定を回避してウェブ閲覧履歴を収集していたことが明らかになっている。これに続くマイクロソフトの発表でGoogleはさらに批判を浴びることとなりそうだ。

 問題となっているのはサードパーティクッキーというもので、これを利用するとユーザーのウェブ閲覧履歴の収集などが可能となり、広告企業などが利用している。サードパーティクッキーはユーザーを識別できるものではなく、またこれを利用した機能もあるため、Google ChromeやFirefox、Operaはいずれも初期設定でサードパーティクッキーを受け入れるようになっている。

 しかし、アップルのSafariとマイクロソフトのIE(6以降)ではこのクッキーをブロックするように初期設定されている。Googleはこの2つのブラウザの設定をそれぞれ異なる方法で回避し、ウェブ閲覧履歴などを収集していたことになる。ただし、それぞれの回避方法は専門家の間では半ば常識化していたもので、そういったプライバシー保護機能の脆弱さが問題だとする声もある。

 IEについては、ウェブサイトのプライバシーポリシーの標準である「P3P(Platform for Privacy Preferences)」に準拠しているが、これはウェブサイトがユーザーを追跡しないポリシーを明示しない限り、クッキーをブロックするというもの。ところが、P3Pの仕様では不明瞭なポリシーは無視、つまりブロックしないようになっている。したがって、単にP3Pに準拠しない不明瞭なポリシーにするだけで、簡単にブロックを回避できる。Googleもこの手法を使っていた。

マイクロソフトがGoogleを非難!「IEでもプライバシー設定を回避して情報収集している」

《山田 正昭@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

人気過去記事

もっと見る

人気過去記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×