社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は2月6日、福岡県警生活経済課サイバー犯罪対策室と筑紫野署が2月2日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断でゲームソフトを複製し、また海賊版ソフトを動作させるためのゲーム機の改造を請け負ったとして、福岡県北九州市の無職男性(41歳)を、著作権法違反(複製権侵害)ならびに不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置提供行為)の疑いで逮捕し、2月3日に福岡地検へ送致したことを著作権侵害事件として発表した。この男性は2011年6月1日から10月7日頃までの間、3回にわたりインターネットオークションの落札者からハードディスク(HDD)を送付させた上、任天堂株式会社が著作権を有するWii用ゲームソフト「New スーパーマリオブラザーズ Wii」ほか2タイトル、株式会社バンダイナムコゲームスが著作権を有する「ファミリースキー」ほか2タイトルを権利者の許諾を受けないでHDDにコピーし、計15,000円で販売していた。また男性は、インターネットオークションにゲーム機「Wii」の改造作業を1,000円で出品し、2011年12月9日から12月29日までの間3回にわたり、落札者に送付させた「Wii」およびSDカードに技術的制限手段回避機能を有するプログラムをそれぞれ記憶または記録し、落札者に送付していた。