株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は1月6日、ロシアKasperskyが11月24日に公開したリリースの抄訳として、ITセキュリティに関心のある者を対象に脅威の統計情報の公開を「Securelist」において開始したと発表した。この情報は、分散型クラウドシステム「カスペルスキー セキュリティ ネットワーク(Kaspersky Security Network:KSN)」によって検知されたもの。この統計は、ローカルの脅威(ファイルスキャン中にコンピューター上で検知されたもの)、Web上の脅威(Web ページを読み込むときに検知されたもの)、ネットワーク攻撃、脆弱性の4カテゴリに分かれている。 各カテゴリのデータ表示形式は、3種類から選択可能だ。感染率を色分けして示した世界地図が特徴的であり、安全性の高い地域(緑色)から深刻なマルウェア大発生が起こっている地域(赤色)まで色分けして表示される。また、地図にカーソルを置くことでその地域の感染レベルを表示したり、国のクリックでその国の脅威統計などを確認できる。現在のところ英語のみでの提供となっており、閲覧するブラウザはAdobe Flashをサポートしている必要がある。