独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月22日、Apache Software Foundationが提供するJavaのWebアプリケーションを開発するためのソフトウェアフレームワークである「Apache Struts」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Apache Struts 2.2.3 より前のバージョン」および「Apache Struts 2.0.x」には、XSSの脆弱性が存在するWebアプリケーションを作り出す問題(CVE-2011-1772)が存在する。また、Apache Strutsを使用したWebアプリケーションが影響を受ける可能性もある。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。