日本マイクロソフト株式会社は12月18日、2011年に公開した月例セキュリティ情報についてブログでまとめている。2011年はに公開されたセキュリティ情報は99件で、232件のCVEに対応した。CVEの件数は2010年下半期をピークにやや減少傾向にある。深刻度では「緊急」の割合が全体の3分の1にとどまり、これは月例セキュリティ情報を開始した2003年以来、最も少ない割合となっている。絶対数においても2006年以降で最小となった。なお、月例セキュリティ情報の件数が最も多かったのは2010年、「緊急」の割合および絶対数が最も高かったのは2006年であった。また、ここ数年は年に2~3件あった定例外のリリースについては、2011年は0件となっている。これは、より進んだ脅威の観測や分析、回避策の提供、Microsoft Active Protection Program(MAPP)を通じての保護策の提供、開発チームの努力などが要因であるとしている。