独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月18日、オンライン学科教習ツール「N-LINE」におけるHTMLインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社フォアーゼットの蔀綾人氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
オンライン学科教習ツール「N-LINE」2.0.6およびそれ以前のバージョン
株式会社ノイマンが提供するオンライン学科教習ツール「N-LINE」には、入力処理の不備に起因するHTMLインジェクションの脆弱性が存在し、細工されたデータが受講生側デバイスから入力されると、インストラクター側の画面表示に悪影響を及ぼす可能性がある。
想定される影響としては、システムにログインしているインストラクターのブラウザ上で任意のコードを実行されたり不正なサイトに誘導される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は、バージョン2.0.7で修正されている。