独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月14日、eEye社が提供する脆弱性検出製品「Retina CS Vulnerability Management Console」に悪意あるプログラムが実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Retina CS Vulnerability Management Console」のAudit script(audit ID 2499)では、Solaris、HP-UX、またはIRIXにおいて /usr/local にインストールされているGauntlet Firewallのバージョンを確認するためにOS上のファイルを実行する。このaudit scriptは、実行するファイルをファイル名のみで特定しているため、第三者が /usr/local 以下への書き込みが可能なシステムでは、悪意あるプログラムが実行される可能性(CVE-2011-3337)がある。JVNでは、ベンダが提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。