独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月9日、Dellが提供する「Dell KACE K2000 System Deployment Appliance」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。現時点では対策方法は公開されていない。「Dell KACE K2000 System Deployment Appliance」には、データベース機能に既知のユーザ名と識別可能なパスワードでログイン可能な管理者アカウントがあることによるコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2011-4047)、アカウント権限の不備による情報漏えいの脆弱性、Web管理インターフェースにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、ユーザに見えない固定パスワードの管理者アカウントがあることによる管理者権限で不正にログイン可能な脆弱性(CVE-2011-4046)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にroot権限で任意のプログラムを実行されるなどの可能性がある。http://jvn.jp/cert/JVNVU589089/http://jvn.jp/cert/JVNVU193529/http://jvn.jp/cert/JVNVU702169/http://jvn.jp/cert/JVNVU135606/