経済産業省は4月1日、クラウドサービスを安全に安心して利用するための「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」を策定、公開した。本ガイドラインは、クラウド利用者がクラウドサービスを利用する際に、情報セキュリティ対策の観点から活用することを目的に策定されたもの。これにより、より一層のクラウドサービスの利用促進を目指す。ガイドラインでは「クラウド利用者自ら行うべきこと」「クラウド事業者に対して求める必要のあること」などについて、情報セキュリティマネジメント規格(ISO/IEC27002:2005)をベースとし、クラウドサービス利用の視点から各項目をまとめている。また、2010年11月17日から12月16日まで実施されたパブリックコメントに寄せられた151件の意見も反映されているという。今後は本ガイドラインの国内への普及に加え、国際標準化に向けた活動も行っていく計画だ。(吉澤亨史)http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110401001/20110401001.html