独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月22日、Service Location Protocol(SLP)を実装したオープンソースソフトウェア「OpenSLP」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「OpenSLP Revision 1646およびそれ以前のバージョン」には、細工されたSLPパケットの「next extension offset」が自身または前のextensionをポイントしている場合に、無限ループに入る脆弱性(CVE-2010-3609)が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者からDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、各ベンダや配布元が提供する情報をもとに本脆弱性が修正されたバージョンにアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU393783/