株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)とシマンテック・コーポレーションは2月10日、ノートPC向けの情報漏えい対策ソリューションを共同で開発することに合意したと発表した。今後両社は、2011年度第2四半期のNTTドコモによる情報漏えい対策ソリューションの提供開始を目指し、開発を進めていく。本ソリューションは、ドコモのFOMAネットワークを通じて遠隔からノートPCの起動をロックしたり、ノートPCのハードディスク内のデータを無効化することで、ノートPCの紛失や盗難などによる情報漏えいを防止するソリューション。具体的には、PCの起動をロックし、暗号化されたハードディスクへのアクセスを無効化する「インテル アンチセフト・テクノロジー」に対応したノートPCに対し、シマンテックのハードディスク暗号化、およびデータへのアクセスを遠隔から制御するソフトウェア「PGP Whole Disk Encryption with Remote Disable & Destroy」とドコモのFOMAネットワークが連携し、SMSメッセージを送信することで、ノートPCの起動ロックおよびハードディスク内のデータへのアクセスを無効化する。また、本ソリューションのSMSメッセージはローミングにより海外へ送信することもできるので、日本国内だけでなく海外での紛失、盗難対策にも利用できる。(吉澤亨史)http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/02/10_00.html